そして時は流れます(笑)
結婚して子供が出来、2人目を出産したあと私は働きに出るようになりました。
しょっちゅう転職していたので、ネットで職探しをたくさんしたものです。そんなある日、求人サイトを見ていたときのこと。YoutubeでDon’t Let the Sun Down On meが出てきて、ついつい見入ってしまったのです。Don’t Let the Sun..の後もあれもこれもと見てしまい、「やっぱり歌うまいなあ」と日に日にYoutubeの視聴時間が長くなるのでした。そういった中でインタビュー映像を見たり、過去の記事を見たりして、私の全く知らなかったことがたくさんあることを知りました。
日本であまり報道されなかったこともありますが、ソニー裁判のこともこのとき初めて知りました。George Michael a different storyのことも知らなかったし、来日していたことも全く知らなかった。
丁度その頃ジョージが久々に活動を再開していて、25Liveツアーをして各地を回っているとか、新旧、既知、未知含めジョージのネタが出るわ出るわのオンパレード。
そして30代後半にしてファンに無事復帰することになりました。もともとファンだったのかあやしいので、ここで正式にファンになったと言えばいいのかなんと言うか。でファンになった理由はミュージシャンとしての実力というより、なんとなく自分の育った環境と似ているとか、とてもフレンドリーでいい人なんだけど、ちょっとめんどくさいやつで凝り性、オタクで、寂しがりやで、そしてやっぱりめんどくさい。こんなところがなんとなく放っておけない気がしまして・・・それと同時に音楽的な才能は天才的だし、音楽を聴かざるを得ない、どんな人かもっと知りたいと思ったのです。
ファン復帰からちょくちょく見るニュースはがっかりさせられることも多かったですが、ロンドンオリンピックのステージで元気な姿を見たときは感激でした。これと言って華々しい活躍はしていませんでしたが、地味に活動してくれればいいや、本人が幸せならと、最近あんまり聞いていなかったですが・・・
まさかこんなに早くなくなるとは本当にびっくりしました。
ただ亡くなったと聞いてBiographyの中で彼が話していた言葉がふと浮かんできたのは私だけではないと思うのです。
I don’t care if people never see my face in the next term, you know for the rest
of this century, the body of work is safe now, you know. If I get hit by a bus
tomorrow, you know people will remember what I’ve done and will still enjoy it,
you know.
人々がこの先、今世紀後半にかけて、私の顔を見ることが一度もなかったとしても、気にはしていないよ。私の今までの作品は安全な状態にあるからね。もし明日バスにはねられ(死んだ)としても、人々は私の作った作品を覚えているだろうし、将来においてもまだ楽しんでくれていると思う。
George Michael Biography – Part 6 4:22くらいから話しています。
まさかそんな状態になるとは思いもせず。
ただ彼の作品が彼の死後も変わらず生き続けると思うと、安心して天国で見守ってくれるかなと思うのです。
だから私も死ぬまで、ずっと彼の作品を愛し続け、天才と呼ばれ、いい人なのにめんどくさい、そんなあなたのことを覚えていると思います。
RIP